Kitです。
ふと、近所にある桜咲く丘へ出かけてみた。 辺りに人影はない。
爽やかな風が新緑の青々とした匂いと、数えきれない薄桃色の花びらを送り届けてくれた。
自然がくれる無償の愛に、ただ感謝することしかできなかった。

ここ最近、目覚めてから瞼を閉じるまでの一瞬一瞬を、五感全てを活用し脳裏に焼き付ける日々が続いている。 メモリーオーバーしているのだろうか、あらゆる存在が放つ眩しさに、思うように記憶に留めることができない。
以前はなかったはずの平穏な一日が終わることの寂しさと、明日が来ることへの幾ばくかの恐怖・・・ これが起きている現実なのだと悟った。
これまで何気なく平凡に生きてきたつもりは毛頭ない。 しかし、一つ一つを噛みしめるように生きている今から思えば、何と無駄が多かったことか。
それに気付けたことだけでも救われた気がする。
できることはたった一つ、すべきことはただ一つ。
皆それぞれに与えられた役割を、無償の愛をもって今使うべきなのだと思う。
Kit.