69.「生き甲斐」

何者でもない自分が何者かになれるまでやると決めてはじめたこの活動も、気が付けば早十数年。　自身の映し鏡でもあるこれら作品も「名もなき作家の生きた記録」として充実してきました。　長く生きていれば辛い事もあります。　疲れ果てペンを取る気力すらない日もあります。　そんな時に限って心が「一緒に描こうよ」と背中をそっと押してくれるんです。　辞める事は簡単とは言いますが、心そのものでもある作品づくりを辞める事は自分自身を否定する事。　私にとって辞める事は描き続ける以上に辛いものなんです。　あらためて気が付いたんです、やっぱり絵がないと生きていけないという事に・・・　人生の大半を費やしてきた”生き甲斐”によって生かされる。　まったく不思議なものです。

いつも見てくださってありがとうございます。　これからも頑張ります。