Kitです。
「絵が上手くなる方法」を問われた時、私は技法ではなく「感性の磨き方」としてこう言うようにしています。
1、「絵」以外に触れる。(主に実体験)
2、あらゆる「形」を読み取り、内面にある「構造」を理解する。
3、その「存在」(そこにある意味)を知る。
そこには一切と言っていいほど技術的指導を含みません。唯一無二であるべきアーティストにとって最も重要なことは、常に”発信者”であること。形式に沿って学ぶことのできる「描く」技術はあくまでも手法であり、本来絵を「描きたい」といった動機に結び付く思考を養うには、絵に関する一切の概念を取り払う必要があると考えます。有形無形問わず、あらゆるものを見、触れ、経験し、感覚として自身に記憶させる。そして自分を信じ、思いを語るように描く。それがその人でしか成せない、その人そのものでもある”作品”となるのだと思います。
まだまだ途上段階、日々気付きの身ではありますが、絵を志す方々へ少しでもヒントになればと語らせていただきました。
今日も楽しんで描きましょう。
Kit
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