Kitです。

また一人、アーティスト仲間が会社から去っていきました。幼き日より日本に憧れ、必死に頑張り辿り着いた異国の地。去る理由は何であれ、最後に見せた笑顔と涙、彼はきっと幸せだったのだろうと感じました。長い間会社に属していれば多くの出会いと別れがあるもので、見送るばかりの立場からすればそれはいつでも悲しいもの、特に感性を軸とするアーティスト同士、語らずとも通じ合えるだけに余計に感情が高まってしまいます。そういう時に掛けられる感謝と敬意こそが、唯一実感できる自分自身の価値なんだとつくづく思います。

世界中の仲間たちと再び出会い、多くを語り合う日はもう来ないと分かっているだけに、せめて”存在”という証を届けようと、私は毎日ペンを走らせているのかも知れない。例えそうであっても、見えない後押しには変わりない・・・感謝である。

友よありがとう、またいつかどこかで。

Kit.