Kitです。

今流行りの”セーラームーンチャレンジ”をやってみました。

今回はすべてのファンにも納得してもらえるよう、作家色を控えめに忠実に描いてみたのですが、はじめに脳内で立体変換を行ってみると、原画のうさぎが実に美しい構成でまとめられていることを知りました。

まず光源を配置すれば自然な影が落ち、一見平面に見える箇所にも奥行きが感じられます。これについてはしっかりとしたパーツの形状、位置関係が理解できていないと描けません。

また個人的に苦手とする巨大な目を描いていて、何の違和感もなく”目”として描けたこと。要するに涙点、外眼角、上下瞼、虹彩など大きさは違えど確かに存在しており、それぞれが大きな表現力の素となっていることに驚かされました。

その他、セーラー部分の緩やかなたわみ、しなやかに流れる巻き髪、後れ毛など一枚のセルに込める作画監督のこだわりが如実に感じられ、セーラームーンというアニメが今なお輝き続けている理由が知れたような気がします。

描き終えてみて、あらためて日本のアニメーションの奥深さを知ることができ、俗にいう「子供向けのTVアニメ」と心のどこかで一線を引いていた自身を恥ずかしく思いました。(ファンの皆さんスイマセン)

今は素直に「セーラームーンは凄いです!」と言わせてください。
Kitでした。

本作品はインスタグラムで公開中 https://www.instagram.com/kittickit/