
澄み切った小川のせせらぎ、田畑から聞こえる蟲の声蛙の声、駆け抜ける童の笑い声、山々に移り響く祭りの囃子。 そして見上げた先にはお天道様。
そこには追われるものも追うものもない、あるのはただ目の前のもの、事を感じ受け入れることしかできない無力で静寂な時。
そんな流れに身を任すことを「自然」と指すのなら、この在り方こそが心を豊かにし、尽きることのない創造性を生み出すのではないでしょうか。
近年、AIの台頭をはじめ目まぐるしく変わりゆく流行の中にある現代社会において、それまで人々の心に寄り添ってきた伝統文化の存在が弱く感じることも少なくありません。
かく言う私も職業柄とは言え絵筆からデジタルペンに持ち替えた身の一人。 速度や便利さを優先することで失う代償が何であるのかは当初より理解していました。 視界を遮るキャンバスを前に自問自答を繰り返す時間、理想の色を作り出す苦労、そして筆先から伝わる絵の具の粘り強い走りを感じ一喜一憂する・・・ 不便を感じつつもそこには温かみが宿った日本の原風景に通ずる感覚、つまりは本能が求めて止まない癒し、生を感じる。
今更時代の流れに逆らい全てを戻すことは不可能かもしれない、けれども古より愛され伝えられる者たちを呼び戻すことは可能、それが表現者の務めなのだと、再び個展を開催する決意に至りました。
Kit第二回個展「ニッポン」
会期:2026年11月23日(月/祝)~11月29日(日)
開廊:12:00~19:00(最終日は17:00迄)
場所:同時代ギャラリー コラージュプリュス
〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町角1928ビル2F
TEL / FAX 075-256-6155
在廊は23日(月/祝)、28日(土)、29日(日)を予定しています。
お近くへお越しの際は是非ギャラリーへいらしてください。
皆さまとお会いできることを楽しみにしています。
できるできないじゃない、やるかやらないか。
Kitでした。
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