Kitです。

一応、プロのデザイナー兼アーティストとして日々業務に勤しんでいるわけですが、自分から本活動について話すことはほぼありません(隠してます)。多くのKit作品を見て「あれ?」と気付かれる人はいますが大抵は「似たスタイルを持っている人なんでしょう、ハハハ」とごまかしてきました。企業用ネームやブランドを利用することを勧める人も大勢いますが、それは私のルールでは決してやってはいけないこと。認知されていないアーティストに贈られる”真の評価”を追い求めているからなのです。

有名なアーティストが手掛けた作品には「”あの人”が描いた”この作品”」という、作品の良し悪し問わず一定の付加価値が付くものです。それはある意味、努力と苦労を重ねその域へ達したという一つの喜ばしい結果ではあるのですが、同時にそのアーティストに”満足感”という枷を掛けてしまうことにもなります。神格化され周りからの美化、称賛を受け続ければどうなるのか・・・ アーティストもファンもそこから成長することはおそらくなくなるでしょう。

私が求める最大の称賛に値する言葉、それはただ一つ「”この作品”を描いたのは”誰?”」。長く地道な活動を続けられるのも、「そう言われるアーティストになりたい」という強い願いからなのだと思う。

これからも頑張ります。

Kit.